緩和型の通所サービスで使う建物の改修が終わり、そこへ利用者さんを案内した際にスタッフがこう話しかけていました。
「みなさんに最初にやってもらおうと考えている作業は障子張りです。」
床や壁などは改修されたけど、障子は破れたままの状態です。これを全てきれいな状態で使い始めるのではなく、利用者さんと一緒にきれいにしていこうという計画のようです。生活機能の維持・向上が目的であることを考えると、作り上げていく過程に参加してもらうこともサービスと考えることができます。その後は野菜を作ろうかとか、昼ごはんの際に食べる漬けものもつけようかとか、自分はめんどくさいからやらないとか、みなさん笑いながら話しておられるのが印象的でした。
全てを整えて完璧な介護を、というのもありでしょう。そうではなく、一緒に活動の場を作り上げていきましょうも、人によっては大事な介護だと思います。ここで行われる活動の記録を残していくのもおもしろそうです。
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