【思考をキレイにする旅の仕方(130)】島民の高齢者の暮らしを人生100年時代の生き方の参考に
老人は危ないから、できることも取り上げてしまう風潮があります。
しかし、この島ではそんなことは言っていられません。
70歳を超えた女性が港に到着した10キロ以上あるプロパンも自分の家まで運び、
94歳の女性は一人で船に乗り、街まで買い物に出掛けていくのです。
皆さん共通しているのは高齢者でも自立していることです。
だから元気な方が多いのではないのでしょうか。
これを読んで、以前、国際医療福祉大学の高橋泰教授が書かれた過保護介護についての記事を思い出しました。
過保護介護は、無重力状態のように筋肉を減らす
日本の介護の基本は、敬老精神である。日本人の心情からすると、ある動作を行うのが大変になったお年寄りを見ると、ついついやってあげたくなる。例えば自分で買い物に行けるのに、「大変そうだから」ということで誰かが代わりに買い物へ行くとすると、それまで下肢の筋肉にかかっていた負荷がなくなることになる。そうすると足の筋肉は軽度の負担にかまけて、足が急速に細くなり、外出に必要な筋力を失うようになる。このような状況が続くと間もなく、トイレへ行くのがたいへんになり、また誰かがトイレに行くときに援助を行うと、更に筋力が落ちるという悪循環に陥る。過保護すぎる高齢者に対する援助や介護は、高齢者の機能を低下させる危険性が潜んでいる。
人生100年時代がどうなのか、そこについては何も意見を持っていませんが、人口減少地域においては特にこのことを考える必要があると思います。
自立。できることは自分でやる。大変そうだからと代わりにやってあげることのデメリットを共有する。もちろんできないことは助け合う。
志々島の景色を実際に見てみたくなりました。大好きなヤギもいるようですし。
香川県三豊市詫間町 志々島
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