子どもの遊びは物を使うことが多いと研究で分かっているのに、日本の乳幼児施設においては物が少ないと指摘されています。(臥竜塾「道具の使用へ」より)
これには同感で、物が少ないだけでなく、どんなものを用意すればいいかの検討がまだまだ十分ではないのが現状ではないかと。
家庭ではある段階で夢中になるおもちゃは、その時期が過ぎると使われなくなります。ですが、乳幼児施設には毎年3歳の子がいるように「ある段階」の子は常にいます。そのおもちゃは常に誰かが関心を持っていることになります。しかも家庭よりもたくさんの子がいるため、耐久性も重要になります。そして遊びに没頭することの大切さを考えると、より没頭できる精度の高いものでなければいけません。
そんなことを考えると、乳幼児施設で必要なおもちゃは家庭の延長ではなく、全く別の観点から選ぶ必要があるといえます。また、経験してほしい集団のサイズによって用意する数も変わってきます。また、おもちゃも日々進化し経験させたいものがどんどん登場してくるため、アンテナを張り巡らせておくことも大事です。
こんなことを日々当たり前のように研究していくことも、こども園の文化にしたいんですよね。時間がかかってもいいので、おもちゃについてじっくりと話をする場を作っていくことにします。
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